マイホーム購入に際して、一般的には住宅ローンを組み、毎月決まった額を金融機関に返済していくものですが、その住宅ローンは長期間に及ぶため、その途中で、リストラや病気・ケガという災禍に見舞われることは誰にでも起こりうることです。
それにより、ローン返済が困難に陥ってしまい、挙句マイホームを手放すことも事例としては増えてきております。
それを防ぐために、いわゆる「リスケ」のひとつではございますが、借入先の金融機関との交渉を実施することでの期間延長も視野に入れておく必要があります。
多くの金融機関では返済期間は35年以内、完済時の年齢は80歳以下を融資の条件としているため、それを超える延長は困難ですが、それ以内であれば期間延長の可能性はあります。
但し、返済期間の延長によって毎月の返済額は軽減されますが、返済回数が増えるため金利負担額も大きくなり、結果的に総返済額が増えてしまうことはしっかりと理解しておきましょう!
以下、具体的なケースでの返済額の変化を記載しております。
■返済期間延長による返済額の変化
◎残り返済期間20年、ローン残高2,300万円、金利2.0%、ボーナス払いなし
→さらに15年延長した場合
延長前 延長後 差額
毎月の返済額 11万6,353円 7万6,190円 -4万163円
残り期間の総返済額 約2,792万円 約3,200万円 +408万円
以上
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